子供の近視・遠視それぞれの「よく見える範囲」を知ろう - 山口市大内千坊(山口県)のメガネ店 | メガネのふくだ

子供の近視・遠視それぞれの「よく見える範囲」を知ろう

学校視力検査の「C判定」とは?

学校で行われる視力検査は、A〜Dの4段階で判定されます、

C判定は裸眼視力が0.3以上0.6未満であることを示します。
ただし、この検査は「スクリーニング(ふるい分け)」を目的としたもので、屈折度数や視機能の詳細を調べるものではありません。

C判定が出た場合、お子様の場合は特に眼科での精密な検査を受けることをおすすめします。

【注意】視力値だけでは屈折の種類はわかりません
同じC判定(視力0.3〜0.6未満)でも、近視・遠視・乱視・その組み合わせなど、原因はさまざまです。

正確な状態の把握には、専門的な検査が必要です。

「明視域」とは

明視域は、目の焦点の合う「最も遠い点」と「最も近い点」の間の距離を指します。

  • 遠点(えんてん): 目の筋肉(毛様体筋)を完全にリラックスさせた水晶体の状態(調節を休ませた)で、ピントが合う最も遠い位置です。
  • 近点(きんてん): 目の筋肉を最大限に緊張させて、ピントを合わせることができる最も近い位置です。これ以上近づけると、文字などがぼやけてしまいます。

💡 つまり: 「遠点」から「近点」までの間が、その人にとっての明視域になります。

近視・遠視では、それぞれ、この明視域の位置や広さが異なります。

 

近視の場合の明視域

※近視のしくみ
近視は、眼軸(目の奥行き)が長い、または角膜・水晶体の屈折力が強いために、遠くのものが網膜より手前で
ピントが合う状態です。そのため遠くがぼやけ、近くは比較的よく見えます。

C判定の場合のおおよその距離(目安としての範囲)

  • 遠点(明視の遠い限界)約30〜70cm程度  (これより遠くはぼやける)
  • 近点(明視の近い限界)数cm〜10cm台

    近視の明視域の特徴

  • 調節力や年齢によって変化する
  • 手元や中距離はよく見えるが、遠くはぼやけやすい。
  • 黒板や遠くの文字が見づらくなるため、学習や日常生活への影響が出やすい。

※ 上記はあくまで一般的な目安です。実際の明視域は屈折度数・調節力・年齢・個人差によって大きく異なります。

遠視の場合の明視域

※遠視のしくみ
遠視は、眼軸が短い、または角膜・水晶体の屈折力が弱いために、調節しない状態では網膜の後ろでピントが合う状態です。

子どもは調節力(水晶体を厚くする力)が強いため、軽度〜中等度の遠視は自覚症状が出にくく、

遠視が隠れる(=目標に対してピントを合わせられる→見える)ことがある、つまり、わかりにくいので発見が遅れやすいという特徴があります。

遠視でC判定の場合、自分自身の調節力で補いきれなくなった状態なので、どの距離も見えにくくなりやすく
ぼやける事が多く、常に調節が必要なため、疲れやすいなどの特徴がみられます。

  • 遠点 実在する距離にはなく(眼球後方の「虚の遠点」)、調節ゼロでは実際には焦点が合わない
  • 近点 調節力をフルに使っても近くにピントが合いにくくなる場合がある。近くの作業で疲れやすい
  • 全体的な傾向 遠くも近くも見えにくく、常に調節し続けるため眼精疲労・頭痛が起きやすい 

 

遠視で特に注意したいこと

遠視の子どもは「両眼でバランスよく見る力(両眼視機能)」や「眼の向き(斜視・斜位)」にも影響が出る場合があり
ます。視力の数値だけでなく、総合的な眼の機能の評価が重要です。

※ 調節力は年齢や個人によって差が大きく、実際の明視域は眼科での検査なしでは判断できません。

当店には一級眼鏡作製技能士が在籍しており、視力測定や見え方のご相談を承っています。お子さんの目の状態
に応じて、適切な対応をご提案します。なお、眼疾患が疑われる場合や医学的な診断が必要な場合は、眼科への
受診をご案内しています。

 

【ご注意・免責事項】

本記事は一般的な視光学・眼科学の知識にもとづく教育目的の情報提供であり、医学的な診断・治療行為、

または特定の医薬品・医療機器の推奨を目的とするものではありません。

実際の屈折度数・明視域・眼の状態は個人差が非常に大きく、記事内の数値・範囲はあくまで一般的な目安です。

お子さんの視力や眼の状態についての判断は、眼科専門医にご相談ください。

【※文中の画像はAIによるイメージです。】

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