正しい子供のメガネって?
メガネで子供の視力を適切に引き出すためには、
- 脳の視覚野に情報を届けるために必要な度数
- 条件に適合したレンズ
- 条件に適合したフレーム
- フレームを掛けた時に目の中心にきちんと適応するように加工されたメガネ
- 角膜との必要な距離が保たれている
これらが備わっている事が必要です。
プラス
メガネの掛け具合が常に一定であることがベストです。
掛け具合があっていないと視力を引き出すどころか、
逆の結果になってしまうこともあります。
メガネフレームは成型されて左右対称になっていますが、
人間の顔は左右非対称なので、その方それぞれ。
十人十色、お顔の特徴を把握して、
条件に合うようにフィッティングしなければなりません。
これは大人の場合も一緒です。
(憚り乍ら、ベストなフィッティングを提供できるのは、
認定眼鏡士だと自負しております。)
安心できる子供のメガネを作るために
医療用具としてのメガネと雑貨メガネは違います。
楽しむための雑貨メガネと度数の処方してある、
医療用としてのメガネは区別して考えるべきです。
安易に安いから、子供のモノだからといって、
子供さんの大切な視力を引き出すためのメガネを、
雑貨メガネで賄われることはオススメ出来ません。
雑貨メガネを子供に、あてがうなんて事は、
子供の将来(=明るい未来)を真剣に考えていらっしゃる、
賢い親御さんが、なさることではないと思います。
子供さんの場合は、特に
度数に合ったレンズを、フレームの相性を見ながら、
選定&加工し、視力を引き出すのにベストな、
掛け具合を調整できる技術者の手が加わって、初めて、
安心できる子供のメガネが出来上がると考えて下さい。
(※お断り:この記事はKIRARI 2013年4月号に掲載した文章に加筆&修正を加えております)