山口中央幼稚園での講演についての補足
山口中央幼稚園での講演(2016年11月12日)についての補足
見え方の違いを認識してもらうために用いた、
ハイブリッドイメージについて
ハイブリッドイメージ (Hybrid image) とは、
2007年にマサチューセッツ工科大学(MIT)が発表した
人間の錯視を利用することにより、イメージ画像が
見る距離によって違った2二通りに見える画像。
(錯視=視覚に関する錯覚のこと)
もう少し判り易く言いますと・・
全く違う2つの画像を、一つは
①近くにピントがある=”はっきりした画像”=アインシュタイン博士とし、
もう一つを
②遠くにピントがある=”ぼかした画像”=マリリン・モンローとして、
その2つの異なった画像を重ね合わせた画像を
ハイブリッドイメージと呼ぶのです。
このようにして作られた画像を見た場合、
近くからは①の画像が、
遠ざかると②の画像が見えるのです。
動画だと判り易くなると思います。
ちなみに・・ハイブリッドイメージが自分で作れるスマホのアプリも開発されています。
幼児視界体験メガネ=チャイルドビジョン
これを作り使って見る事で
大人と子どもの視界の広さの違いを体験できます。
【大人】左右(水平)150°上下(垂直)120°
【子ども】左右(水平)90°上下(垂直)70°
A4サイズなのでDLした後、印刷&画用紙に貼って、
組み立て、家の中や外で子どもの視野を確認してみてください、
見えている範囲の違いに驚かれる事と思います。
※チャイルドビジョンは、その特性上、大人対象です。
子どもには使用させない方が良いと思います、視界、視野ともに狭くなり危険ですから。
また、外や道路で使用する場合は危険ですので、安全に十分に配慮し、注意してください。
引用サイト:Hondaの交通安全 トラフィック・パートナー/子どもの危険予測
弱視の種類とその対処について
参考サイト:日本眼科学会:目の病気 弱視
近見視力不良について
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